桝一客殿
かつて、遠方からの客人(まれびと)をもてなした桝一本宅の座敷は「客殿」でした。小布施のような地方では客人の「訪れ」は、主(あるじ)はもちろん、家族や使用人にとっても小さな祭りのようなハレの日でした。それは知的刺激を受ける絶好の機会であり、重要な情報収集の場でもありました。
桝一客殿はこの歴史を現代の仕組みに焼きなおして、小布施に交歓の場を再現したいとの思いから生まれました。旅に、家族旅行に、ビジネス出張に、社内研修・会議に、そして御親戚の帰省に最適な新しいタイプのホテル。
「本来なら我が家にお泊りいただくべきですが…」の気持ちを、すべてのサービスの基本としています。
小布施のまちを、栗畑を、我が庭のようにお遊びください。引用元:桝一客殿
宿泊記の概要
年に一度訪れる小布施。
栗を食べ尽くす旅です。
毎年、半年前から予約し、楽しみにしています。
小布施堂の運営するこちらのお宿の設計を手掛けたのは、パークハイアット東京などにも携わった著名建築家・デザイナーのジョン・モーフォード氏。
和モダンでシックな印象です。
宿泊者は予約制で『栗の点心 朱雀』を本宅の2階にてゆっくりといただくことができます。
小布施散策にも便利な立地です。
旅行時期
2024年10月15日(火)〜16日(水)1泊2日
チェックイン
バスターミナルの中にありますこちらのお宿。
宿の前にはバスが数台停まっておりますのでわかりにくいです。
駐車場係のスタッフさんに宿泊者だということをお伝えしますと案内していただけます。
シックで落ち着いた印象のロビーです。
中庭から少し光が入ります。
私たちが宿泊しましたのは書斎型ツインのお部屋。
こちらがお部屋の鍵です。
和のコンセプトとしてのこだわりは感じられますが、大きくて嵩張るため普通のカードキーの方が使い勝手が良いと感じました。
客室
2020年に宿泊した際、新型コロナウイルスの影響により、客室内での土足をやめ、靴を脱ぐスタイルへ変更されました。
50平米ですので広く、物を置くスペースがたっぷりあります。
強いて言えば、部屋が暗いというのが難点です。
我が子の寝相が悪いため、ベッドを壁寄せしてもらうつもりでしたが、柱がありできませんでした。
ベッドガードを設置してもらったよ。
枕は蕎麦殻、またはテンピュールから選択をすることができます。
その他、男性用のシェービングクリームや剃刀の用意がありました。
ミニバーは料金に含まれています。
以前はペットボトルのお水が2本だったのですが3本の用意がありました。
その他ジンジャーエール、ビール、炭酸水が1本ずつ入っていました。
全て人数分あると良かったなぁ。
コロナ禍のウェルカムスイーツは、できるだけ接触を避けるという意味で缶入りの水栗羊羹でしたが、コロナ前に提供されておりました栗菓子に戻りました。
またいただきたいと思っていたため嬉しかったです。
また、以前は紙コップの用意でしたが、グラスに戻りました。
子供用歯ブラシ、パジャマの用意はありませんでした。
お子様連れは忘れずに持参しようね。
19時までは無料でドリンクを注文することがきます。
お部屋説明の際に案内はありませんので、館内案内を熟読することをおすすめします。
小布施産りんごジュース、カフェインレスコーヒー、アイスコーヒーをオーダーしました。
ライブラリー
ライブラリーには面白そうな本がたくさん。
ヨーロッパの看板写真集などを娘と見ながら楽しみました。
中庭
中庭の池には鯉がいます。
「エサあげたい!」という娘にスタッフさんからお声をかけていただき、エサをやらせていただきました。
娘にとって良い経験になりました。ありがとうございました。
朝食
以前は『蔵部』という別棟で朝食をいただきました。
朝にも関わらず暗い場所での朝食が気分的に嫌だったのですが、今回はコロナ前と同じ『傘風楼』という別棟に戻りました。
お部屋が暗いから朝食くらい明るいところで食べたいよね。
パンの入ったバスケット2人分です。
どれも美味しいのですがビスケットが一番気に入りました。
お代わり不可なのが残念です。
バターと桃、ブルーベリージャムの用意がありました。
パンだけでなくヨーグルトに入れていただくのもおすすめです。
以前宿泊した際にいただいた、りんごジャムが美味しかったので、個人的にはまたそれをいただきたかったです。
卵料理はフリッタータ、エッグベネディクト、プレーンオムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼きから選択可能です。
個人的にはお野菜やキノコがたっぷり入ったフリッタータとふわふわとろとろのプレーンオムレツがおすすめです。
いつも思うんだけど、サラダは先に出してもらいたい。
ドリンクはコーヒー、紅茶、リンゴジュース、オブセ牛乳から選択可能です。
以前ありました、カプチーノがメニューから消えてしまったので復活していただけたら嬉しいです。
枝豆のポタージュは薄めですが枝豆の味がしっかりと感じられ美味しくいただきました。
宿泊価格(参考)
今回は栗の点心朱雀付き
1泊朝食付き
アーリーチェックアウトプランの利用で、
20,610円 24,110円 × 2名=41,220円 48,220円
幼児1名 添い寝 無料
合計 48,220円
でした。
1名あたり3,500円も値上げしているよ。
円安、物価高の影響もあり、結構な値上げとなりました。
まとめ
新型コロナウイルスの影響により、客室内での土足をやめ、靴を脱ぐスタイルへ変更されましたが、玄関のない客室は土足になります。
ロビーのトイレにオムツ台はなく、客室にはお子様用のパジャマや歯ブラシ等の用意がありませんので、小さいお子様連れにとっては少々不便に感じるかもしれません。
しかしながら、小布施の中心部にある好立地。
トイレや休憩等を考慮しますと、利便性は抜群です。
予約制で並ぶことなく、さらに本宅の2階で『栗の点心朱雀』をいただけるというメリットは私たちにとって非常に大きく価値のあるものですので、また来年もお世話になろうと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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